カヴァラの街の背後にある城跡からエーゲ海を見たところです(左)。昔ながらの家々が岬の先端まで続いていました。
アレクサンドルポリには都合にいい船便がなかったので、コモディニを経由して、ガヴァラに戻ったのです。途中コモティニの近くに大きな湖がありました。
湖の中の小さな島にに教会があり、橋が架かっていました。小さいけれど可愛らしい教会でした。
今は珍しくなった綿畑も広々とひろがっていました。
城跡に立ってカヴァラの街を見ると、古代の水道橋が見えます。ギリシャ、ローマの長い、長い古代に人々は水の利用が大きな問題でした。乾いた土地です。山の麓ならともかく、少し離れると水は深刻な問題です。
古代の人々は右の写真中央に見えるような、大変な工事をし、芸術品のような水道橋を作りました。ギリシャやイタリアばかりではありません。スペインにも深い谷を渡る水道橋があります。ラミアの側には、温泉を引いていたと思える大がかりな水道橋もあるのです。
街中はすっかり近代的なビルになっていますが、ちょっと郊外に出ると昔ながら家々が並んでいます。エーゲ海はこの付近が最北です。ダータネル、ボスポラス両海峡を経て、黒海があります。