マルタから日本への便は、いくつかあるようです。UAEのエミレーツ航空が力を入れ、結構安いチケットも入手できるようです。そういうことに疎いジジ・ババは昔ながらのルートで、ミュンヘン経由のルフトハンザルフトハンザ~マルタ航空の乗り継ぎです。ドイツももう寒いので、帰路に立ち寄ってゆっくっりする気にはなりません。どうせなら雪の季節にスキーでしょうが、スキーは日本でもできるので、今年の海外の旅は今回でお終いでしょう。もっとも、いつ気が変わるか分からないので、ここのところは確約できないのです。
日本へ戻ったら、いろいろとやることがあります。まずは北海道へ出かけます。宗谷岬あたりの初冬?を見ようと思っています。北海道というと夏のお花畑か、冬のスキーでは芸が無いじゃないですか。ちょっと初冬の侘びしさ、同時にそこにある暖かさなども、ゆっくりと滞在すれば分かることでしょう。まだマルタにいるのに、北海道の旅に付いて思いを巡らすことはないのです。もう1日でも2日でも、マルタを思っていていいはずです。
ま、そういうわけで数日間は移動で、今日の出来事はお休みすることになります。10月の上旬には勢いよく始めますのでよろしく。もっともミュンヘンで時間があるかも知れません。そうなればミュンヘン発の今日の出来事も可能です。ヴァレッタの宿から見下ろす港には、ちょっと豪華なクルーズ船が停泊していました。もっとも泊まっていたのは1日だけなのでヴァレッタ見物でお終いなのでしょう。クルーズ船も目的を決めておかないと、ただ船に乗っているだけになってしまいます。
草津への予定は今のところありません。鼻がぶつかりそうな小さな部屋で「リゾートマンションとは…」などとほざく輩と論議するつもりもありません。せこさを集約したような、貧相な顔になりたくはありません。スキーを楽しむにはいいところなので、この冬も楽しみにしていますが、マンションはもう十分に利用したので、ご用済みになっています。よく言われるマンションの評価額とか、世間相場などはどうでもいいのです。自分で満足するだけ使ったので、欲しい人に言い値で譲るのも悪くはないと思っています。そうでなければ、世間相場の半値ほどで大安売りをするつもりです。
まだ先の話ですから「鬼が笑う」でしょうが、鬼と一緒に笑う人もたくさんいると思います。外国の旅を続けていると、なんだかよのなかが変わるような気が、毎年のことですがするのです。そういう気持ちに忠実に生きれば、人生は楽しいと思います。これで一応、マルタ島からの連載レポートは終わりです。
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