“いま沖縄が熱い”本島一周の旅(1) 中部のリゾート地及び那覇市周辺 世界一を誇る巨大アクリルパネルの中、巨大なジンベエザメや大マンタ、エイの群れ、そして回遊魚のマグロ、カツオまでが泳ぐ水族館。また珊瑚の大規模飼育や世界初という展示場からマナティー館やウミガメ館など数え切れないほどのみどころのある「海洋公園」は、いま沖縄の最大のスポット。昨年オープンしたばかりのこの「沖縄美ら海水族館」だけを観に全国から人々が訪れるほど大人気だ。 水族館もすごい。しかし、沖縄の魅力は珊瑚礁に囲まれた青とエメラルドグリーンの海やヤンバルクイナの生息する熱帯の森という恵まれた自然だ。 また琉球王国の歴史散歩。王朝時代をしのぶ料理、それらの食材から日用雑貨までところ狭しと並ぶ市場、若者の町国際通りも、旅行者は必ず訪れるところ。 そしてもう一つ、戦争の悲惨さを教えてくれる南部戦跡を心に刻むのも沖縄の旅では欠かせないだろう。 左から=辺と岬海洋博公園の水族館、伊計島ビーチ 本島を北部、中部、南部と3回に分けて紹介したい。10月までは海の遊びが可能な中部のリゾート地及び那覇市周辺からはじめよう。 その前に、沖縄旅行者の大半はバスの団体旅行からレンタカーの旅に大きく変わった。5年前には本土で約6,000台だったが、その数は年々増加し1万台の大台を超え10,958台(平成15年3月現在)となった。その割には大きな事故は少ないという。沖縄の人の運転がゆっくりだからだ。 気をつけたいのはバスレーンへの侵入だ。主な道路は時間帯でバス路線になる。違反者は厳しく取り締まられる。 「とくにレンタカーはね。本土からお金を持ってやってくるから」と地元の人の話。冗談話と思うがくれぐれも気をつけたい。 沖縄は夏は多くは家族連れ、秋は若者、冬から秋にかけては熟年層と訪れる年代層が変わるが、一年を通して観光シーズンだ。台風シーズンの終わったこれからが好天に恵まれる日も多いと聞いた。 <コース> 那覇市-(高速道路)-許田-(国道58号線)-仲尾次-(国道505号線)-今帰仁村-具志堅-(県道114号線)-海洋博公園-(国道449号線)-名護市-(国道58号線)-海中公園-恩納海岸-(高速道路)-那覇市 約220km 那覇市を起点にリゾートホテルの建ち並ぶ国道58号線沿いに本島最北端の辺戸岬へ。岬を廻って県道70号線ヤンバルの森を南下。南部の世界大戦の激戦地などをめぐった4泊5日、走った距離は1,000kmを超えていたが、実際の本島一周距離は400kmを超える。ただし、コースの選択によってその距離はかなり異なる。沖縄は本島だけでも思ったより大きく、那覇市周辺は渋滞もあるので目的地への移動は十分な時間を持ちたい 。 ![]() ●本部半島
●備瀬のフクギ並木
●海洋博公園(国営沖縄記念館)
●沖縄美ら海水族館
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|