
ポルトガル

 
アジアへ、南北アメリカへ‥。ポルトガル、スペインはオスマントルコ帝国に抑えられていたた地中海一帯を始め東アジア、さらなる新天地を求めて大西洋へと乗り出した。領土・植民地獲得の他に、莫大な利益の上がる香辛料の入手も大きな目的だった。ポルトガルはエンリケ皇太子の激の下、アフリカ西海岸を南下して1488年喜望峰を発見。バスコ・ダガマはインド航路を見つけ出した。さらにK、マゼランは南米大陸の南の端に有名なマゼラン海峡を発見して通り抜けた。
スペインも負けてはいない。コロンブスがアメリカを発見した(1492年)。まさか新大陸とは思わず、インドに到着したと考えたようで原住民を“インディアン”と呼んだ。この呼称は今日までアメリカ・インディアンとして残っている。
ポルトガル、スペインに刺激され、イギリス、フランス、オランダなども未知の海へと船を送り”大航海時代”がやってきた。海賊まがいの船もあちこちの港から船出し、海を制することが国力の象徴ともなり“七つの海”を制したイギリスは、しばらくは世界の覇権を握る強国となった。
|